知られざるオーセンティック・ポートランドの鬼才、ブライアン・マムフォード。ボロボロに崩れ落ちながら静かな熱狂を孕む電子変調カントリー・フォーク。
訥々とつま弾かれる古いアコースティック・ギターに自家製ペダルの数々、ステージにはロウソクが1本立てられ、その炎の揺らぎに呼応するように演奏全体が安定を失っていく。カントリー・フォークとノイズ〜インダストリアルが交差する唯一無二の個性は、ヒップスターたちから大いに注目を浴びる昨今の米オレゴン州ポートランドにあっては少し奇妙すぎるかもしれませんが、しかし、彼こそは唯我独尊、ジェントリフィケーションが進む前の「なにもなかった」ポートランドの王道を行く存在とも言えるでしょう。ブライアン・マムフォード、その極端な個性は、往年のジャッキー・オー・マザーファッカーにとっても大切な存在で、さらに現在もクリス・ヨハンセンとのサン・フットや、クワージのサム・クームズとのディープ・フライド・ブギー・バンドなど、各界名士たちにとっても必要不可欠な頼り甲斐のある「異物」となっているよう。11 月には国内5カ所のジャパン・ツアーも敢行し、大きな噂を呼ぶに違いないドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーターの歪んだ「歌ごころ」が炸裂する2014 年作セカンド・アルバム、新装盤で国内初登場です!
アーティスト:Dragging an Ox through Water(ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター)
タイトル:Panic Sentry(パニック・セントリー)
発売日:2015年12月15日
上記の一般発売日より前に発送を開始します!
フォーマット:CD(日本盤のみボーナス・トラック2曲追加収録)
パッケージ:E式紙ジャケット(シングル)/歌詞カード封入
ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター(Dragging an Ox through Water):生まれも育ちも米北西部、現在もオレゴン州ポートランドに住むブライアン・マムフォードのソロ・プロジェクト。カントリー・ヒットになじんだ幼少時の記憶が、パンク/インダストリアルへの偏愛に歪められ、フィードバックとドローン、ヒスノイズと自家製オシレーターの山に埋もれていく。これまでに『The Tropics of Phenomenon』(国内盤はボーナス・トラック/リミックスを追加収録、パッケージを一新してスウィート・ドリームス・プレスから2010 年にリリースされている)、『Panic Sentry』(オリジナルLP は2014 年に米ミシシッピ・レコーズより発表)2枚のアルバムをリリースしている。過去にはジャッキー・オー・マザーファッカーの一員としても活動を共にし、来日経験も。アヴァン・ノイズ、ローファイ、フォーキー……どれもカテゴリーに苦しい名前のない牛。
Tracks:
1. Dasies Fragment
2. I Don’ t Understand What You Like About It
3. Sparrow Command
4. False True Love
5. Wire Haunts
6. Mole Song
7. True & False Comforts
8. Mint of the Seasons
9. Usurper
10. Church of Film Fragment
11. Lucky Feather
External Links:
Dragging an Ox through Water official website
Dragging an Ox through Water bandcamp