ダニエレ・ルメールの音楽性の豊かさが堪能できる2017年の傑作アルバム
日本の金沢やインドネシアのバンドン、オランダのアイントホーフェンやブレダ、ベルギーのアントウェルペン、ハンガリーのペーチバゴタ、世界中を旅するダニエレ・ルメールによる各地のフィールド録音と、カシオトーンや各種エレクトロニクスを使った自宅録音をベースに制作された2017年作品。幽玄でたゆたうようなサウンドの上でトランシーだったりノスタルジックだったりする彼女の歌が浮かぶ傑作。随所に顔を出すパストラルなメロディや奇想天外なトイポップ風のコラージュも奏功して、彼女の作品の中でも音楽性の豊かさはピカイチ。ファン必携の一枚と言えるだろう。200枚限定。
アーティスト:Danielle Lemaire(ダニエレ・ルメール)
タイトル:She Sang Such Lovely Songs on the Radio but I Forgot Her Name
カタログ番号:Inner Landscapes 2017
発売年:2017年
収録曲数:9曲
ダニエレ・ルメール(Danielle Lemaire):オランダ在住のマルチ・アーティスト。その活動領域は多岐に渡り、その多くを自身のレーベル、インナー・ランドスケープスより発表してきた。1997年以来、ソロ・アーティストとして音楽制作を開始、その音楽には妖精譚のようなチャームがあり、遠い異国の物語を歌いながら、不思議な親近感を呼び寄せる。また、彼女のあやつる愛らしく優しいサウンドは、同時に騒がしくラジカルにも。パフォーマンスの際にはカシオトーンや、鐘やガムランなどの小さな民俗楽器、玩具、エレクトロニクスを使って歌うが、彼女が二度と同じ演奏をすることはない。
Tracks
1. Brainwaves 2017
2. Family Council
3. Period
4. She is Transferring the Glove
5. Fight in Deep Shadow
6. Three Dimensional
7. Drawing in a Stable
8. No Tempo Doeloe- Kecapi Song
9. Cosmic Rhumba
Extended Link:
http://home.vianetworks.nl/users/jada/innerlandscapes/home.html