驚愕のエンディングに唖然！？
俵谷哲典のハンドメイド・コミック

　元々、2009年に開催した東京の「NOW IDeA by UTRECHT」で開催した「スウィート・ドリームスのスウィート・ワールド展」に併せて制作された俵谷哲典のコミック作品。仕様がこれまた凝っていて本文ページはモノクロのオフセット印刷、糸かがり綴じで製本されて、さらに表紙には木版で茶色のインクが乗せられています。

　内容は読んでのお楽しみ、と言いたいところですが、作品中に出てくる面白単語を並べてみると…。ドクター・ブレーン、ハナモゲラ王国、鳥とセイウチが合体したような可愛らしいその村長（王国なのに王様じゃないのか…笑）、袋男、どんな病気も直してしまう治療ポット、モゲラ博士の治療ドーム…。と、ホラホラ面白そうでしょ。そして、驚愕のエンディングにはあっけにとられてしまうこと必至。このコントラストもまた俵谷哲典らしい迷コミックです。