鳥取県智頭町のソウル・ダイナマイト、もしくは雪かきスコップ!
タナカの最新歌唱集をカセット・テープで緊急リリース!
誰がよんだか鳥取のKレコーズの異名をとった名レーベル、トリレーベルを90年代の暮れより主宰し、その後リリースしてきた数多くの名作カセット/CDで世の好事家に愛されながら2009年にリリースした自身のCD『tanaka3』とGoodbyeトリレーベルTシャツを最後に惜しまれつつ(?)レーベルを休止したタナカこと田中稔。かと思えばTanaK名義でDJとしての活動を始め延々ループが続く気持ち悪いミックスでオーディエンスを煙に巻きつつ、さらに新レーベル、ミノーン・ソフトを立ち上げて多彩な活動を集約させはじめたタナカの最新作。
ちなみに彼は2002年よりオズ・ディスク〜円盤の田口史人、Rev-Nodeの村岡充(テストパターン)と仲間たちで結成したトレオなるバンドの三天王のひとりとして君臨(現在でも活動することがある)、さらに、2011年には円盤が主催した『第一回円盤国際映画祭』への出品をきっかけにアニメーション作家へと華麗なる変身を果たし、岡山のテストパターンや加藤りまのミュージック・ビデオ(こちらとこちら)にその強靭な線の細い世界観で起用されたりもしています。
さて、満を持してリリースされる本カセット・テープ『涙くんのいるところ』は、ル・トン・ミテ、2013年の鳥取公演(於:ボルゾイ・レコード)時、あのマクラウド・ズィクミューズをして「トットォゥリィィイ〜、ヴァイキィィィング・スピリットゥゥゥゥオ〜!」と驚愕させたタナカ渾身のカラオケ歌謡スタイルの集大成とも言えるでしょう。そのライブで軽妙なデュエット相手として相性の良さを見せつけた相棒、村岡充を共同プロデューサーに招き、名曲「涙くん」がA面に5バージョン(村岡同様テストパターンのメンバーである林大策の名アレンジャーぶりにも注目!)、B面には偽りのない素朴が溶けるフォーク曲から地元=鳥取県智頭町への郷土愛をグツグツ煮詰めた音頭まで収録し、驚くべきはその幅広い才能…、なのかは知らねど、ついつい何度も手が伸びて、ついつい何度もプレイボタン、ついつい何度も口ずさんじゃう異常な憑依力こそタナカの独壇場、なのです。たぶんこの人なつっこさに気づいたら、きっと少しだけで生きるのが楽になる。そんなタナカの『涙くんのいるところ』、ぜひ生活のお供としてあなたのそばに置いてあげてください!
アーティスト:ミノル・タナカ
タイトル:涙くんのいるところ
発売日:2014年4月1日
フォーマット:カセット・テープ(30分)
収録曲数:9曲
歌詞/プロフィール/ストリーミング&ダウンロードできる秘密のURLアドレス掲載
パッケージ:5パネルのインデックス・カード+透明ケース入り
販売本数:150本限定
Side A
1. 涙くん -the piano- (inst)
2. 涙くん(オリジナル)
3. 涙くん -the Jazz-
4. 涙くん -the Jazz- (karaoke)
5. 涙くん the piano-
Side B
1. 恋人ってすてきなものだなぁ
2. 泣いたって、いいんだよ
3. ほんとに、ほんとにありがとう
4. 智頭っ子音頭