すべてが過ぎ去った後に ようやく君は泣くのかい? 待望の邦訳本!
日常を悲しみながら、あははと笑い飛ばすイ・ランの、ひとりごとエッセイ。作り笑顔と「いいね!」の時代を揺るがす、新しい書き手。ソウルを自転車でさすらう彼女の心に近づく73篇。
シンガーソングライター、映像作家、コミック作家、エッセイスト。その多才さで韓国のカルチャーシーンにとどまらず、日本でも大きな存在感を放ちはじめた、イ・ランのエッセイ集。2016年冬に韓国で発売し、7刷のヒット作となった『대체뭐하자는인간이지싶었다(原題:いったい何をして生きている人間かと)』待望の邦訳本!
「もしかしたら、わたしは忘れられないために今も都会に暮らしているのかもしれない。
不幸を歌い、その歌をわたしのように不幸な人たちに聴かせるために」
―― 本文より
ままならない日々の葛藤や疑問。生きることにつきものの労働、人間関係、孤独、退屈、自意識との戦い……。社会との接点を通して「いったい何者なのか」と自分をみつめるイ・ラン。最高にチャーミングな彼女の洒脱なユーモア満載、珠玉のエッセイ。
「ほんとうにそうすべきか?」
「何をしたら面白い?」
「わたしは何になれるだろうか?」
問いかけに満ちたイ・ランの言葉を聴こう。
(出版社プレスリリースより)
出版社:リトルモア
著者:イ・ラン
訳者:呉永雅(オ・ヨンア)
デザイン:名久井直子
装画:廣川毅
仕様:四六判/280ページ/並製
イ・ランのサード・アルバム『オオカミが現れた』のリリースに合わせて、イ・ランの邦訳著作の取り扱いをスウィート・ドリームス・プレス・ストアでも開始します。この『悲しくてかっこいい人』は2018年に発行されましたが、本書でイ・ランという存在に初めて遭遇された方も多いかもしれません。体裁をつくろわず、くだけた文体で語られる日々のこと。彼女と、その彼女を取り巻く仲間たちが送るにぎやかで退屈な時間。本当のことを書くことをなぜ私たちはそんなに恐れていたのだろうと思わせる気持ちの良い読後感は、彼女の音楽にも通じている感覚でしょう。数ページで終わるエッセイが73篇掲載されているほか、ブック・イン・ブックの形でイ・ランの実際の手帖からの数ページが綴じ込まれています。
型番 |
ISBN 978-4-89815-496-0 |
定価 |
1,800円(税込1,980円) |
販売価格 |
1,800円(税込1,980円)
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購入数 |
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