2020年3月、ジャド・フェアとの双頭ツアーを予定していたクッションズ唯一の限定LP
クレーマー(シミー・ディスク)制作によるUSオルタナティブの純血種アヴァン・ロック
2006年、ジャド・フェアの来日ツアーに帯同し、そのハイパーアクティブな動きと素っ頓狂なヒューマン・ビートボックスでオーディエンスの目を釘付けにしたランバーロブことロブ・エリクソン。米カリフォルニアを拠点とする電子音楽家でブレクタム・フロム・ブレックダムでの活動でも知られるケヴィン・ブレックダムことクリスティン・エリクソンの実兄でもあり、兄妹でアート・ロック・バンド、アダルト・ロデオで活動していた彼がパフォーマンス・アーティストのクリスティン・ウォラルとスタートしたガレージ・バンド、クッションズのデビュー・アルバム『Numb One』の日本流通をスウィート・ドリームス・プレスが手がけることになりました。
本来は2020年3月に予定されていたジャド・フェアとの双頭ツアーのタイミングでリリースするはずでしたが、新型コロナウイルス感染拡大にともないツアーが中止。さらにバンドも空中分解してしまい(トホホ……)、図らずも最初で最後のプロパーなアルバムとなった本作。
とはいえ、ミックス/マスタリングだけでなく2曲でシミー・ディスク主宰者、クレーマーがオルガンとベースで参加。往年のシミー・ディスク作品を彷彿とさせる、アーティスティックな諧謔精神に満ちた最高の一枚に仕上がっています。アナログLPのみの限定リリース(国内流通100枚)で片面に各9曲ずつ、ストップ&ゴーが連続するアヴァン・ポップのアマルガム&バブルガムをぜひお楽しみください。ウィーンやゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ、ガイデッド・バイ・ヴォイシズ、ザ・フロッグスなど、USオルタナティブ・ロックのエッセンスがこぼれ落ちるジューシーな迷盤の誕生です。
アーティスト:Cushions(クッションズ)
タイトル:Numb One
カタログ番号:SDLP-002
発売日:2020年9月25日
収録曲数:18曲
パッケージ:アナログLP+歌詞・ライナーノーツを掲載した日本盤のみのインサート封入
ライナーノーツ:村尾泰郎
クッションズ(Cushions):シミー・ディスクからのリリースでも知られるアヴァン・ロック・バンド、アダルト・ロデオのメンバーで、ランバーロブというアーティスト・ネームで電子音楽家/ヴォイス・パフォーマーとしても活動を続けてきたロブ・エリクソン(Vocal, Guitar)と、劇団ネーチャー・シアター・オブ・オクラホマの創設メンバーのひとりでパフォーマンス・アート、サウンド・アート、さらにはパティシエ・アーティストとして幅広いフィールドにまたがる表現が知られるクリスティン・ウォラル(Drums)のふたりが2017年にスタートしたアヴァン・ガレージ・パンク・バンド。唯一のアルバム『Numb One』を残し、2020年に惜しくも活動停止。
曲目
SIDE A
1. Counterhelp
2. Archwelder
3. Ears & Eyes
4. Pedagogy
5. Isaiah
6. Sevenwords
7. Dodge
8. Prayer
9. Thru the Door
SIDE B
1. Drive
2. Epic Ride
3. Invisible
4. They Though
5. Pretty Yellow
6. Moisturizer
7. Wooden Stool
8. Water
9. Chimehound