シリーズ・イベント「新曲の部屋」の韓国バージョン
イ・ランと彼女の仲間たちの新曲とカード・セット

　もともとは東京の阿佐ヶ谷にあるRojiを舞台に、ホライズン山下宅配便の黒岡まさひろと司会の仲原達彦が毎月ゲストを呼んで新しい共作曲を公開制作するイベントとしてスタートした「新曲の部屋」。そのコンセプトを譲り受け、我らがイ・ランとパク・ダハム（ヘリコプター・レコーズ）によって進められていた韓国ソウル版がコンピレーション・アルバムとなりました。
　イラストレーター／コミック作家としても活動しているイ・ランのペンによる楽しいカードが12枚、裏面にはイベントの様子や作曲メモなどが掲載されています。
　本家・黒岡まさひろも参加、日本でも大人気のヤマガタ・トゥイークスターやタンピョンソン、キム・イルドゥや、2014年のイ・ランの東京公演で共演していたキム・モクインら、ギター・ポップからエレクトロ、ラップまで、活気溢れる韓国アンダーグラウンド・シーンのショーケースとしても楽しめる。にしても、なんでも乗りこなしてしまうイ・ランの包容力と愛らしさはくやしいぐらいである。

『新曲の部屋』はもともとの日本のオーガナイザーである仲原達彦とミュージシャンの黒岡まさひろからのライセンスを受けて、ソウルで同じ形式で進行した「即席作曲」公演シリーズである。ソウルの「新曲の部屋」は、2014年11月から2015年11月までの計12回、ゲスト・ミュージシャンを迎えて、事前の打ち合わせなしで新しく１曲をつくるプロセスを観客に披露したものだった。ホストはイ・ラン、司会はパク・ダハム。「新曲の部屋」はインタビュー〜新曲制作〜録音〜試聴という構成で進められた。本コンピレーション・アルバムが、その結果である。（ヘリコプター・レコーズのプレス・リリースより）

タイトル：新曲の部屋コンピレーション
発売日：2016年6月17日
レーベル：ヘリコプター・レコーズ（韓国）
サイズ：ポストカード・サイズ（105 × 150mm）
パッケージ：12枚のカードと12曲分のダウンロード・コード

録音・ミキシング：チェ・テヒョン
デザイン：ナイス・プレス
謝意：YOUR MIND、楽しい工作所、一杯のルルララ、チョン・セヒョン、キム・ギョンモ、ファン・シ

イ・ラン：韓国ソウル生まれのマルチ・アーティスト。シンガー・ソングライター、映像作家、コミック作家と活動は多岐にわたる。2006年、アマチュア増幅器（ヤマガタ・トゥイークスター＝ハンバのソロ・プロジェクト）の「金字塔」のカバーから音楽活動をスタート、日記代わりに録りためた自作曲が話題となり、ソモイム・レコーズと契約。2011年9月にシングル「よく知らないくせに」でデビューを果たす。2012年春にはパク・ダハム、Dydsuと初来日ツアーを実現させ、夏にファースト・アルバム『ヨンヨンスン』をリリース。韓国の有力ポータル・サイト「Daum.net」の「今月のアルバム」に選出され、さらに全国紙『ハンギョレ』の「2012年最優秀新人」の第3位にノミネートされるなど、韓国インディー・フォーク・シーンのニュー・タレントとして大きな注目を浴びる。2016年6月にはヘリコプター・レコーズから『新曲の部屋』コンピレーション（絵ハガキ・セット＋DLコード）をリリース。７月に４年ぶりとなる２枚目のオリジナル・アルバム『神様ごっこ』（書籍＋ダウンロード・コード）をソモイム・レコーズとユアマインド（ソウルのホンデ地区で人気の書店／リトル・プレス）の共同で発表する。

Tracks:
1. イ・ラン × キム・モクイン – 지독한 사람
2. イ・ラン × キム・イルドゥ – 문래동 일곱시
3. イ・ラン × ヨハン・エレクトリック・バッハ – Your Mind = Blown
4. イ・ラン × ヤマガタ・トゥイークスター – 너 왜 내 짤랐냐
5. イ・ラン × 黒岡まさひろ – 망가진 쯔토고로
6. イ・ラン × ホン・シャイン – UK 작명사무소
7. イ・ラン × キム・オキ – 곰돌이 살려야 한다
8. イ・ラン × フェギドン・タンピョンソン – 삼치
9. イ・ラン × キム・ウォンジュン – Something Like, You Know...
10. イ・ラン × キララ – There’s not Many Words in My Dictionary
11. イ・ラン × キム・サウォル – 피칠갑
12. イ・ラン – 환란의 세대

External Link:
Lang Lee
新曲の部屋（韓国）
新曲の部屋（日本）