スウィート・ドリームス第４号
渾身のツアー生活特集「トラベル・イン・マインド」

川下に向かって　茶畑をこえて
ビニルハウスこえて　防砂林こえて
灯台に向かって　国道こえて
レンガ造りこえて　海岸をこえて
遠くハトの声　聞こえる　　わすれろ草「レム王子、旅に出る」より

　今回はツアー特集ということで、頭の中でずーっと流れていたのは、このわすれろ草（というバンドについては65ページを）の曲でした。特集は、どちらかと言うと実際的な話が多くなりましたが、それとは裏腹に、ツアーには独特な時間の切り取られ方、こう言ってもよければ幻想性みたいなものもあるようです。それこそ、植野隆司さん渾身の「ボサノヴァ」（ツアー番外編）のような感覚が…。

　以上、前書きの冒頭より。

タイトル：スウィート・ドリームス第４号
ISBN：978-4-9903771-7-5
発売日：2010年9月25日
ページ数：296ページ（特色１色）

目次：
スウィート・ドリームス読者ナビゲーションシステム（SDDNS）／酒井泰明（moools）
はじめの１曲（ポケットは虹でいっぱい）／ミシシッピ（マンガ）
インタビュー：サッド・ホース、ムッカ・パッツァ、ドラッギング・アン・オックス・スルー・ウォーター
金曜日の妻たちの電子音楽：ウルスラ・ボグナーとフェイティッシュ・レーベル
わたしの八つ当たり／村尾泰郎、喜多村純、吉本栄（文）
ポートランドの穴／イエティ・パブリッシング × ミシシッピ・レコード（対談）
I ♥大阪／小田島等（マンガ）
美しきもの皆、遠くなりにけり：ミッチ・カリン＆ピーター・I・チャン（写真と文）
特集『トラベル・イン・マインド』：マイク・ワット、ジャド・フェア、スーパーチャンク、デンギー・フィーバー、植野隆司（テニスコーツ）、サブライム・フリークエンシーズ、キャルヴィン・ジョンソン、ミー・アミ、ディック・エル・デマシアド 他
ウーという名の軟体少女／ジュヌヴィエーヴ・カストレイ（マンガ）
シリーズ はじめる人：二階堂和美、マクラウド・ズィクミューズ
奇想としてのアノニマス・ポップ／ロレイン・プラード × 小田島等（対談）
プレスポップ・ギャラリーという、ものづくりの実験場
イカマン／俵谷哲典（マンガ）
デブリな雑記帳／富樫信也（文）
ブロードキャスト・フロム・ヘヴン／小川敦生（文）、山口絵美（写真）
レット・ゴー／ティム・キンセラ（文）
ファニー・デイズ 〜3/4の冒険〜／原田淳子（マンガと文）