仕事、友だち、家族、恋人、性別、神様……
新時代の自由を拓く稀代のアーティスト、待望の初小説集。
神「お前、なんで生きとる? そんなことで次の天地創造までやっていけると思うのか?」
仕事、友だち、家族、恋人、性別、神様……新時代の自由を拓く稀代のアーティスト、待望の初小説集。後藤正文氏推薦
詩、戯曲、小説、随筆、そして音楽。
誠実に、ユーモラスに、自分らしくそれらを行き来すること。
僕はイ・ランに憧れている。 後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
ソウル全域を食人ウィルスが襲う。その時、若い男女と一匹の猫は――。(「いち、にの、さん」)
かっとしやすく偏屈な神のもと、動植物や自然現象を創造する天使たち。(「アヒル命名会議」)
ゾンビ映画のエキストラ出演画像がSNSでバズり、突然有名になった気弱な俳優の切実な叫びとは――。(「手違いゾンビ」)
すべてをゼロから問いなおす、13の物語。
(出版社プレスリリースより)
出版社:河出書房新社
著者:イ・ラン
訳者:斎藤真理子
デザイン:惣田紗希
仕様:四六判変形/100ページ/並製
イ・ランのサード・アルバム『オオカミが現れた』のリリースに合わせて、イ・ランの邦訳著作の取り扱いをスウィート・ドリームス・プレス・ストアでも開始します。この『アヒル命名会議』は、2020年に河出書房新社より発行されたイ・ラン初の小説集。SF風の設定から自身の体験を織り込んだと思われるもの、そして戯曲などを13篇。さらに母親のキム・ギョンヒョンによるエッセイも掲載。訳者の斎藤真理子さんが指摘しているように、これらの小説のテーマのひとつに「名づけること」があるのはとても興味深い。その名前をはじめ、性別、家族、国籍、宗教といった、もとから決められているものに対する視点やそれらとの葛藤、場合によっては憧憬みたいなものはイ・ランの考え方の原風景のように感じられる。ちなみに私が好きなのは「キョンヒ台風」です。
型番 |
ISBN 978-4-309-20814-5 |
定価 |
1,800円(税込1,980円) |
販売価格 |
1,800円(税込1,980円)
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購入数 |
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